立花孝志氏「国会は実際結構ガーシーに忖度してる!痛い腹を探られるわけですからね」

NHK党の立花孝志党首(55)が4日に党の定例会見を行い、同党に所属する元アパレル会社社長や参院議員で、暴露系YouTuberのガーシーこと東谷義和氏(51)について言及した。
立花氏は「3年前に私が初めて当選した時には、総務委員会の枠ってのはすでに埋まってたんですよね。嫌がらせされたのかなと。ちなみに委員会ポストっていうのは大会派である自民党が先に取っていくんですよ」と説明。
「次に立憲民主党なり公明党、共産党が取っていくと。法律じゃなくて先例で決まっている。3年前、総務委員会は出なかったけどどう考えても僕が、NHK党が当選してるわけだから、3年前は総務委員会は参議院としては1つポストを開けておくべきだったと思う」と話した。
立花氏は他にも「なのにNHK党には総務委員会のポストが完全に閉じられていた。で、くだらない質問をしていたんですよ。それを多分今回開けないと、また立花に叩かれるんじゃないか、ガーシーに対しての配慮とかも」と説明。
「これだから結構ガーシーに対しては忖度してるんですよね。これだっていうのはないですけど、実際ガーシーと立花がこの政党にいるっていうことでめちゃくちゃ言われるわけですよ、他の政党に。だって痛い腹探られるわけですよ」とコメントした。
選挙期間中も1度も日本に帰国せず、ドバイに滞在しながら当選し、当選後は再三「帰国して登院するように」と要請されている東谷氏は海外渡航届も受理されないことが全会一致で決められている。
立花氏は10月7日には「ガ―シーに関しては参議院の方で除名処分をするってことであれば我々としては致し方ないというのが正直な感想です。もちろん抵抗はします、裁判をするなりやりますけれども」と説明。
「国家に出席しないからと言って辞めさせるというのは、本当にそんなことができるのかとすごく疑問なんですよね。国民が選んだ国会議員を別の国会議員が辞めさせる、しかも不正とかじゃなくただ国会に来ないだけっていうようなことで」と話した。
立花氏は他にも「犯罪でもなければ、誰かにめちゃくちゃ迷惑をかけているわけでもないので。そこについては参議院の運営員会委員長の石井準一先生も直接ではないですけど、理解をされていると浜田聡議員伝いに聞いております」と説明。
「メディアの皆さんは除名とか処分とかっていうところで騒がれているようですけれども、少なくとも石井委員長の話をお伺いする限り、ガーシーに対して除名処分とかなんらかの懲罰も含めて行うような話は一切こちらにも来ていないし」と明かした。
立花氏は他にも「そんなことを立法府の人間がするとは思っていません。世間では会社に来ないやつ、学校に来ないやつは辞めさせろ、みたいになると思うんですけど、国会議員はそういうものではないので」と説明。
「6年間の任期というものがあって、それを選挙で選ばれた以上は…。もちろん世論が大きくなってもっと『辞めろ辞めろ』みたいな話になるんだったら別でしょうけど。ガーシー議員の場合はもともと国会に行かないということを宣言しておりますので」と話した。
立花氏は「もちろん世論が『これは6年やるのはおかしいだろう』となって処分が下るとなった場合にはもう致し方ないなと。党としては考えてます」ともコメントした。
東谷氏は俳優の綾野剛(40)が、当時17歳の元NMB48の松岡知穂(24)に飲酒を強要し、性行為をしたことなどを暴露。松岡自身も東谷氏の生配信に出演して、これを証言した。
ただ、大手のメディアは軒並みこれをスルーしていることから「こんなね筋の通らない話、あり得ないと思ったので、出馬させてもらいます」とNHK党から今夏の参院選に出馬することを表明した。
7月10日に投開票が行われた参院選の比例区では東谷氏が当選し、NHK党は議席獲得を確実とした。7月26日には参院議員としての東谷氏が誕生した。
一方で、綾野や東谷氏が違法賭博などを暴露していた田中圭(38)が所属する芸能事務所のトライストーンは、6月13日に声明を出して東谷氏の暴露を「事実無根」だと否定した。(KrowNews)