松浦勝人氏、エイベックス会長退任を示唆「俺はもうそろそろ引退しようと思っている」

エイベックス株式会社代表取締役会長の松浦勝人氏(57)が19日に自身のYouTubeチャンネルで生配信を行い、視聴者からのコメントに「まだ辞めないでくださいって何を?会社を?俺はもうそろそろ引退しようと思ってるけど」とコメントした。
創業者の松浦氏は、専務取締役だった2004年7月30日に、当時エイベックスの代表取締役会長兼社長だった依田巽氏(82)と経営方針をめぐって対立。
依田氏は、松浦氏と仲が良く常務取締役で子会社の芸能プロダクションの社長も務めていた千葉龍平氏(58)の解任動議を提案し、可決された。
これに激怒した松浦氏は千葉氏とともに、依田氏の解任を提案するも否決され、松浦氏と千葉氏は辞表を提出し、エイベックスを退社した。
千葉氏の解任の理由は、自身や特定のアーティストの利益のために、会社に不当な損害を与えている「利益相反取引」だとされていた。
この時、松浦氏と千葉氏は退社後に新会社を設立する方針で、エイベックス所属の歌手の浜崎あゆみ(43)やEXILEらは松浦氏支持を表明。
松浦氏の新会社に人気アーティストの大量移籍する可能性が浮上したことから、東証一部(現在はプライム市場)上場企業のエイベックスの株価は大暴落した。
事態を重くみた依田氏はエイベックスの社代表取締役会長兼社長を辞任し、名誉会長に退いた。この後に松浦氏は執行役員としてエイベックスに復帰し、後日、代表取締役社長に就任。千葉氏も副社長に就任した。
松浦氏は18年に社長職を退き、代表取締役会長CEOに就任。20年にはCEOも退任したが、現在まで代表取締役会長には留任している。(KrowNews)