松本人志「ただただショック」…安倍晋三元首相の暗殺で　本田圭佑や和田アキ子も沈痛

安倍晋三元首相（享年６７）が８日午前１１時半ごろ、奈良県の近鉄の大和西大寺駅前での街頭演説中に銃で撃たれ、搬送先の奈良県立医科大学付属病院で亡くなった。死因は失血死だった。

安倍元首相とテレビ番組で共演経験のあるお笑いコンビのダウンタウンの松本人志（５８）は自身のＴｗｉｔｔｅｒを更新し「安倍元首相のご冥福をお祈りいたします。ただただショックです」と悼んだ。

元サッカー日本代表の本田圭佑（３６）も安倍元首相との２ショットを添えて「Ｓｏｒｒｙ　ｂｕｔ　Ｉ＇ｍ　ｓａｄ．」とつづった。

歌手の和田アキ子（７２）は９日にニッポン放送系ラジオ『ゴッドアフタヌーン　アッコのいいかげんに１０００回』に出演し「えっ、何で？という感じですね。日本は安全な国というイメージがあったのに、神話みたいな話は崩れるでしょうね」とコメント。

「（安倍元首相とは）昔から食事をするところが一緒なのでよく話したり、お父さんの晋太郎さんにもちょっとかわいがってもらったり。とっても気さくな人だったので、ちょっとショックで、生放送やれるかなというぐらい引きずっていて」と明かした。

和田は他にも「ショッキングなのは、映像で犯人が普通に映ってるんですよね。元総理で現役の政治家ですよ。こういうことになると、選挙演説って、これから考え直さないといけない」と説明。

「（演説は）政治家が自分の近いところにいると感じる機会なのに、こんなことがあるというのが残念で」と話した。

和田は「子供とかもインターネット調べたり、年齢に関係なくそういうことができる世の中になったと思うと、大人がちゃんと教えていかなあかんねんけど、ちょっと悲しいですよね…」とも語った。

安倍元首相は奈良県立医科大学付属病院への到着時には心肺停止状態で、輸血と止血のための緊急手術を行い、血管の損傷が激しく出血は止まらなかった。

１００単位以上（輸血の１単位は２００ミリリットルの献血から作られる量）の輸血も実施されたが、事件から約５時間半後の午後５時３分に死亡が確認された。病院側は最終的には医師や看護師ら２０人以上が治療にあたったことを明らかにした。

安倍元首相を銃撃し、奈良県警に殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されたのは、元海上自衛隊員で奈良県在住の山上徹也容疑者（４１）だ。

山上容疑者は奈良県警の調べに対し「母親が団体にのめり込んで破産した。安倍氏が団体を国内で広めたと思い込んで恨んでいた。恨みのある宗教団体幹部を狙うつもりだった」「政治信条以外の態度に不満を持っていた。殺そうと思ってやった」と供述しているという。(KrowNews)