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覚醒剤で逮捕の元KAT-TUN田中聖被告に懲役1年8カ月、執行猶予3年の有罪判決

2022/06/20 17:25
エンタメ
田中聖

覚醒剤およそ0.16グラムを所持したとして、2月24日に愛知県警に覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕された、元KAT-TUNの田中聖被告(36)に対し、名古屋地裁(平城文啓裁判官)は20日、懲役1年8月(求刑懲役2年)、執行猶予3年の判決を言い渡した。

平城裁判長は「ホテルに置き忘れたにもかかわらず、さらに薬物を入手したことから常習性が伺える」と指摘。

一方で「後悔しており、父や家族の支援もある。本人の2度と手を出さないと言う言葉を信じて」と、検察の求刑2年より少ない量刑の懲役1年8カ月、執行猶予3年のついた判決を出した。

10日の初公判では、田中被告は起訴内容について聞かれると「間違いありません。家族や応援してくれる人のためにも今後一切関与しない」と認め、依存症治療の病院に通っていることも明らかにした。

名前と生年月日、住所を確認された後「職業は?」との問いに、田中被告は「歌手です」と答え、裁判長から「音楽家と書いてありますが。まあ、よろしいでしょう」というシーンもあった。

田中被告は他にも「(ジャニーズ事務所から)独立してスタッフは1人だけ。スケジュール調整から事務作業まで基本的には1人でやっていた。その中で仕事を多く抱え、無理が生じた。プレッシャーもあって不安を感じ、薬に手を出した」と語った。

田中被告の父親も証人として証言台に立ち「5人兄弟で家族思いの優しい子。すごく仲のいい関係だった。(覚醒剤使用は)気づかなかった。独立して1人でやるのがきつかったのかな?二度とこんなことをしないように、世間にお詫びをして」と発言。

「仕事の仕方も話し合った。家族全員が協力します。長男が仕事をフォローする。もうこれを最後に、誰にも迷惑をかけずにちゃんとやってもらいたい」と話した。

検察側は「覚醒剤などを継続的に使用していた」「スマートフォンには密売人との取引を示すメッセージが残っていた」と、常習性を主張して、懲役2年を求刑。弁護側は前科もなく素直に自白したことなどから情状酌量を求め閉廷していた。

田中被告は当初、愛知県警の調べに対し「分からない。弁護士と話すまで何も答えられない」と容疑を否認していたが、一転して「覚醒剤は自分のもの」という趣旨の供述をしていることが3月8日に報じられた。

今回の事件は、1月30日に名古屋市中区のビジネスホテルの部屋で、チェックアウト後の田中被告の部屋に入ったホテルの従業員が白色の結晶状のものを発見し、その後の鑑定で覚醒剤と判明したことが発端。宿泊記録や鑑識作業などから田中被告が浮上した。

田中被告は、音楽ライブに出演するため名古屋を訪れていた。尿検査では覚醒剤の陽性反応が出て、2月26日に送検された。

2013年には「度重なるルール違反行為があった」として、ジャニーズ事務所が田中被告との契約を解除。田中被告は退所の際に「メンバーには、今までたくさん迷惑をかけてきたのにずっと仲間でいてくれてありがとうという感謝と、申し訳ないという謝罪の気持ちを伝えました」とコメントしていた。

17年には、運転していた車の中で大麻取締法違反容疑で現行犯逮捕され、尿検査で使用を裏付ける陽性反応が出ていたが、不起訴処分になっていた。

最近では、田中被告の元カノが20年夏頃から「何の前触れもなく(手淫の)自慰行為を自撮りした大量の動画を送ってくるようになったんです」と『文春オンライン』で告白している。

田中被告は21年12月末には千葉県内のラブホテルから女性と共に出てきた様子が目撃され、女性は田中被告の車やトイレに呼び出されて行為を済まし、会うたびに最大で30万円の金銭を渡していたことを『SmartFLASH』が報じていた。(KrowNews)

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