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かけるん「Z李さん、テンパってます?ねずみ講でも無限連鎖講でもないよ」などと反論

2022/05/29 12:43
経済
Z李氏

顧客から合計で700数十億円の資金を集めながら、ポンジ・スキーム詐欺疑惑が取り沙汰されているヘッジファンドのエクシア合同会社について、同社のかけるんこと菊地翔社長が釈明した。

菊地社長は29日に自身のInstagramで生配信を行い、総合博打サロンの新宿租界のZ李氏からの質問に対し「みんなの認識の中で利益剰余金から配当が支払われていると誤解している」と説明。

「そうじゃなくて、うちの会社に出資されたのは資本剰余金に計上されていて、資本剰余金から払い戻しがされている。それをみんなそこら辺にある投資案件と同一にして、元本保証だとか、月利何%だというのと一緒にしている。運用益だとは一言も言っていない」と語った。

Z李氏が他にも「かけるんの下ではねずみ講になってたけどいいの?」と聞くと、菊地社長は「ねずみ講ってさ、正直これはZ李さんテンパってます?頭良いと思ってるけど。ねずみ講の定義って商品を介してのものだから、うちは商品はないから」と説明。

「例えば誰か営業チームのリーダーがいて、その下の管理してる営業職の人がそこに対して報酬をもらうことはねずみ講とは言わないから。無限連鎖講にも値しない」と話した。

Z李氏は続けて「無限連鎖講ではないからねずみ講ではないね、みたいなものって話」と質問。菊地社長は「いやいや、無限連鎖講って例えば商品を買わせてその下の人が報酬をもらうという話で、うちの場合って、会社の社員に対しては報酬を支払うけど、その先のことに関しては会社は一切関与していないので」と説明。

「無限連鎖講でもなんでもなくて、会社は一切、業務委託や外部委託をしたことはありません」と明言した。

エクシア社のポンジ疑惑をめぐっては、同社の実質的なナンバー2である関戸直生人氏と共同創業者で元副社長である伊藤大輔氏が喫茶店で会い、話し込んでいた内容が24日に明らかになった。

2人のやり取りの詳細が判明したのは、Z李氏がその現場に偶然居合わせて、偶然ボイスレコーダーを持っていて、それで2人の会話を録音したためである。

Z李氏はこの録音を書き起こして公開。Z李氏のnoteによると、伊藤氏は関戸氏に対して「社員の給料って下がったの?」と質問し、関戸氏は「社員の給料は今年、ガクッと下げました」と回答。

伊藤氏が「それも社員の人たちはなにも言わないの?」と聞くと、関戸氏は「はい」と答えた。

伊藤氏が「イヤだってあの人あんなに自分のお金使ってて社員の給料下げてって納得いってるのみんな?(笑)。それは不満出ない?」と質問すると、関戸氏は「もともとは僕らのほうが給料が高かったんで」と返した。

伊藤氏が続けて「それは分かるけど、報酬だからね。下げて同じぐらいの水準になったってこと?」と聞くと、関戸氏は「それでも多いんじゃないですかね。今たぶん10億ぐらい。毎年。総所得です」と答えた。

伊藤氏はこれに「そんだけもらってるんだ…。そんだけもらってたら余計にたぶん立場的に責任とらないといけない立場になっちゃうよ。大丈夫?本当に」と指摘。

関戸氏は「大丈夫ではないです、僕は本当に会社を頑張りたい、みんな守りたいですし、まったく考えれない」と吐露した。

関戸氏は他にも「極端な話すると今も風評があまりにもひどいのですごい苦しい思いをしてるんですよ」と吐露。

「出資をしてくださってる方からも出資をしているというだけでアンチと同じようなことを言ってくるので、僕はその対応を今でも寝ずにやってる状態で、その中で正直辞めたいなと思うこともあったりするんですけど」と話している。

伊藤氏は関戸氏に対して「実際お金がさ、どれぐらい会社にあって、今出金依頼がこんだけきててっていうのは把握してない?」とも質問。

関戸氏は「してないです。教えてくれないっていうか経理と社長が知ってて、経理と社長と税理士は知ってます。分断されてるので、タッチできない。なので本当に資金調達だけです、部署っていうだけで、各部署で情報統制をしっかりしましょうっていう状態ですね」と説明した。

伊藤氏は続けて「把握してるだけでどれぐらいの規模だった?最後に把握してるぐらいで、集まってるお金の規模」と質問。

関戸氏は「700数十億円。出金してる金額も知ってます。それはもう300億、400億近く出金はしてます。出金済み」と答えた。

伊藤氏は「ちょっとねぇ、その規模はやっぱりまずいと思うよ。半分ぐらいじゃないかって感じ。今さ、5月の1日すごかったでしょ、出金依頼が、それに対してどうする?」と苦言。

関戸氏は「もうそのまんまです。『契約書通りで4月もあったとおり制限を設けておりますが、今月はまだ未定です』っていう」と返した。

伊藤氏が「でもさ、規模的に考えてこれで問題起きたら相当たぶんまずいことにならない?」と聞くと、関戸氏は「なると思います。だから僕は問題を起こさないようにしたいですし」と説明した。

伊藤氏は関戸氏に対して「一緒にやって話していく中で正直ちょっとおかしいっていう点が多々出てきたのね。トレードの内容にしてもそうだし、やってることに関しても言動すべてに」とも説明。

「かなりの不信感が出てきて、あきらかにこれはちゃんと運用してないなっていうのが俺の中でいちばん身近にいた俺の中で思ったの。俺は、一切私利私欲のためなんて動いてないし、俺が誘った人たちに対して義理を果たすというか守れるように動いてたの」と語っている。

伊藤氏は他にも「現にさ、俺なにかに使ってるの見たことある?お金を。みんなにご飯奢ったりとかさ、そういったときしか使ってないでしょ。高いもの買ったりとかも一切してないし、だからそれに対して誰のためにやってんだろうと思ったの」と説明。

「ああなったときにあの人が急にやってさ、みんなもたぶんビビっちゃったと思うんだよね。裁判沙汰になるとか、慣れてないだろうから怖くてなにもできなかったっていうふうにはたぶん俺の中ではそう思ったけど」と話している。

伊藤氏は他にも「ただ、実際俺がやってることに対してさ悪いことやってるわけじゃないっていうのは俺の中はっきりとあったからさ、なのにもかかわらず俺が悪者になるんだと思って。で、あの人はあの人で結局出資してた人に対して謝りに行ったっていう事実はあるけど」と説明。

「ただそれは自分の保身のためであって『会社で補填する』って、俺に言ったじゃん最後。言ったけど結局補填されてないんだよ」と明かしている。

伊藤氏は26日には突如、Twitterアカウントを作成し「エクシアの闇、元副社長の私が晒します。エクシアは私と菊地で作りました」と投稿。

「偽物では?」と疑う声に自身の顔写真を免許証付きで投稿し「正真正銘エクシアジャパン共同創業者の伊藤大輔」とつづった。Z李氏も「これは伊藤。この前喫茶店で見たからわかる」とコメントしている。

伊藤氏は26日の投稿で「今思えば(菊地社長の)トレードの中間報告はチラホラ、ほとんどが見栄えを良くするためだけの材料集めばかりでしたね。今もこだわってますか?」と説明。

「そして遂には、FXでどう運用して利益を出していくかではなく、どのくらいのペースでどのくらいの金額を集めたら、利益0でどのくらい保つかというシュミレーションをし始めました。何度も何度も一生懸命計算していましたね」と暴露した。

伊藤氏は「流石にこれはおかしいと思いましたよ。そこからの言動はどんどんおかしくなっていきましたね。当初の私との約束、他の社員への約束、出資者への約束、コロコロと話を変え勝手に走り出しましたね。私は間に挟まれ、随分と苦労もしました」とも明かした。

伊藤氏は他にも「元々、知り合いから協力を頼まれて海外FXブローカーの立ち上げにIBとして参加した私が、Facebookで、菊地をトレーダーとしてスカウトしたのが始まりでした。当初は本当に優秀なトレーダーだと思ったのでスカウトしました」と説明。

「ただ、利益が出ないので当然長くは続きませんでした。一旦止めようという話になり、新興ブローカーの件は終了となりました。菊地は『(利益が出ない理由は)取引手数料やシステムが原因だ』と」と振り返った。

「新興ブローカーでは私が集客した顧客の資金をどんどん減らしましたね。『資金が少ないからやりたいように出来ない。もっと資金を集めてくれ』と、十分な成績も見せず、資金だけ要求してきましたね。色々な理由を聞いて当時は納得させられてしまいました」とも吐露している。

伊藤氏は他にも、菊地社長のFacebookのプロフィールを引用し「僅か15営業日で利益率2520%という驚異的なトラックレコードを記録したスーパートレーダー」という部分について「利益率2520%は嘘です」とつづった。

伊藤氏は自身が3300万円の横領を理由にエクシア社を追放されていることについては「菊地がポンジをするので、自らの給料と会社のお金で、集めた顧客への配当を当初の約束の金額に調整していたら3300万円横領したとされ追放されました」と釈明している。

エクシア社をめぐっては、Z李氏は4月23日に「エクシアがついに出金拒否をしたから飛ぶみたいな話題を見かけたけど、返還上限額に到達したとの理由で出金が断られるのなんかずっと前からだぞ」と投稿。

「飛ぶ飛ぶ言われて飛ばなかったのもエクシア。ただ今回は先月から役員の給料10分の1にダウン、営業の報酬大幅ダウンとの情報あり。乗り切れるのか?」とつづっている。

ネット上には他にも「エクシア、役員の給料10分の1にダウンしてる一方で、かけるんがひめかに一撃5300万使ってるのまじでどういうこと?」という反応もあった。

元アパレル会社社長で、暴露系YouTuberのガーシーこと東谷義和氏(50)は9日の生配信で「ポンジ詐欺してる企業、かけるんってやつがそうでしょ。キャバ嬢のひめかと付き合ってると言われている。あれ、ひめか大丈夫なんかな?」と言及している。

菊地社長はひめか以外にも、過去にも歌舞伎町の有名キャバ嬢の一条響(29)との交際が噂されていた。

金融詐欺の一種であるポンジ・スキーム詐欺とは、出資を募り「運用益を配当金として支払う」と言って資金を集めながら、実際の運用はなく、新しい出資者からの出資金を配当金として支払いながら、破綻することを前提にお金を騙し取る手法を意味する。(KrowNews)

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