首吊り自殺の渡辺裕之さんは自律神経失調症だった…妻・原日出子「一時は薬を服用…」

5日に自宅で縊死した俳優の渡辺裕之さん(享年66)が自律神経失調症と診断されていたことが分かった。
渡辺さんの妻で女優の原日出子(62)は10日に「皆様にご配慮をいただき、本日、近親者のみで見送り、荼毘に付させていただきましたこと、ご報告申し上げます。急すぎる別れから一週間、とても心の整理も出来ませんし、語る言葉も見つかりません」とコメント。
「『何故…』は、きっと誰にもわからないと思います。ただ、コロナの最初の自粛の頃から、人一倍家族思いで心配性な夫は、先行きの不安を口に出すようになり、考え込むことが多くなりました。何事にもストイックで、一生懸命で、手を抜くことをしない人でした」と明かした。
原は他にも「『眠れない』と体調の変化を訴えるようになり、自律神経失調症と診断され、一時はお薬を服用していましたが、またお仕事が忙しくなって、元気を取り戻したようでもありました」と説明。
「しかし、少しずつじわじわと、心の病は夫を蝕み、大きな不安から抜け出せなくなりました。医師にも相談し、希望の持てる治療を始めた矢先の、突然の出来事でした」と吐露した。
原は他にも「亡くなる前日は、楽しみにしていたゴルフ番組の収録に向けて、久しぶりに元気に動き回り準備をしていました。治療の甲斐もあったのかと安堵していたところでした。この数カ月、私も、家族も、懸命に向き合った毎日でした」と説明。
でも、今は何を思っても、言い訳になってしまいそうで、後悔を数えたらきりがありません。渡辺にも、彼を大好きだった方達にも、申し訳ない気持ちでいっぱいです。今は全ての苦しみから解放され、自由になれたのだろうと信じたいです」と伝えた。
渡辺さんの所属事務所ユニコンと業務提携するYKエージェントは5日に「弊社所属俳優、渡辺裕之(享年66歳)が自宅で縊死致しました。5月3日(火)昼頃に、ご家族により発見されました」と報告。
「あまりに突然の出来事に、ご家族もスタッフも驚きと悲しみに呆然としております。マスコミの皆様におかれましては、ご親族の深い悲しみにご配慮頂きますよう切にお願い申し上げます」と伝えた。
縊死は一般的には首吊り死のことを指す。多くの場合は自死で、まれに他殺や事故死のケースもある。(KrowNews)