内村航平、競技のために子供の入浴や抱っこを控えていた 娘への「邪魔」発言に影響か

体操男子の内村航平(33)は妻の千穂さん(32)に対するモラハラや、2人の娘たちに「邪魔」と発言して無視していたことを1月19日の『週刊文春』が報じている。ただこの冷たい態度は競技に対するストイックさゆえのことだったのかもしれない。
1月20日の『女性自身』は「内村選手は子供の入浴や抱っこをする時もあったようですが、肩や腕が痛くなることがあったようで極力控えていたそうです」と伝えているのだ。関係が良好だった2016年頃の千穂さんは、内村について「家ではイクメンですね。
子ども大好きです。子どもと家でも遊んでくれているので、いいパパだなと思います」と発言。内村は手料理を拒否したとも伝えられているが、以前の内村は「今、何をいちばん食べたいか」と聞かれた際に「奥さんの手料理」と即答したこともあった。
手料理を拒否した理由で考えられるのは内村の偏食ぶりだ。内村は08年の北京五輪の際にはチョコレート菓子の『ブラックサンダー』を40個も持ち込んでおり、試合中に食べていることも語っている。
10年12月放送のTBS系『情熱大陸』で「嫌いな食べ物はトマト、グリーンピース、野菜系です」と野菜嫌いも告白。17年12月放送の日本テレビ系『アナザースカイ』では「基本的には夜に1食しか食べない。自分の体を宙に浮かさないといけないので」とも説明した。
内村は1月14日の引退会見では「体操だけうまくてもダメだよっていうことを伝えたいですね。やはり人間性が伴ってないと。僕は小さいときからずっと父親に『体操選手である前に一人の人間としてちゃんとしてないとダメだ』と言われ続けて育てられた。人間性が伴ってないと。誰からも尊敬されないし、発言に重みがないというか。
大谷翔平君もそうですし羽生結弦君も、人間としての考え方が素晴らしいなって思うからこそ、国民の方から支持されて、結果も伴ってましたからやっぱり本物なのかな。そういう高い人間性を持った一人の人間に体操選手としてあってほしいと僕は思いますね、結果を残すのも、もちろん当然だと思っているので。
結果を残してきた身としては『人間性というところに重きを置いてほしいな』っていうことを伝えたいです」と後輩たちに語っていたために批判の声もあるが、競技にストイックになる必要があったことや、内村自身の不器用な性格もあり、擁護する意見もある。
内村は近年は故障との闘いが続いており、17年世界選手権の予選で左足首を痛めて棄権し、個人総合の連勝は40でストップ。昨年の東京五輪では、種目別の鉄棒に絞り熾烈な国内選考を勝ち抜いて出場したが落下があって予選落ち。
昨年10月の世界選手権の種目別鉄棒の決勝では、順位は6位だったが「結果が全てと言ってきたけど、結果が全てじゃなかった」と語った。引退後も演技の実演などで普及活動に力を注ぐ方針。(KrowNews)