女優から強姦告発された榊英雄氏に関わった早坂伸氏「第一に謝罪すべきは被害者だよ」

女優の佐津川愛美(33)が主演を務める、性被害が題材の映画『蜜月』監督の榊英雄氏(51)に無理やり性行為をされたと女優が告発したことを受けて、榊氏の作品に携わってきたカメラマンの早坂伸氏(48)がコメントした。
早坂氏は10日に自身のブログを更新し「榊氏から出されたコメントを読んで大きな違和感を覚えました。謝罪しているのは映画の関係者、家族の順で、最後に『事実の是非に関わらず渦中の人とされてしまった相手の方々』で、謝意も順に薄くなっています。当然ながら謝罪するのは第一に被害者であるべきです。
また『過去のことをなかった事にはできません』とあります。過去を軽視しているような表現ですが『性被害者』がどれくらい苦しみ悩むか全く想像ができていないように感じます。そもそも『性被害者』と認めていない点で『肝に銘じる』ことも『これからの先へ猛進』することも許されないと考えます」と指摘した。
榊氏は報道に対し「この度は、映画『蜜月』の公開が控えているこのタイミングで、私の過去の個人的なことが記事になり、映画を創るために東奔西走してくださったプロデューサー陣やスタッフ、キャストの皆さま及び関係者の皆さま、そして何よりこの映画の公開を楽しみに待っていてくださる観客の皆さまに、
多大なるご迷惑とご心配、不快な思いをさせてしまったことを、心よりお詫び申し上げます。そしてかけがえのない大切な家族を傷つけ悲しませてしまったことを、本当に申し訳なく思っております」と謝罪。
「また、今回の記事上で、事実の是非に関わらず渦中の人とされてしまった相手の方々にも、大変申し訳なく思っております。記事の内容につきましては、事実であることと、事実ではない事が含まれて書かれておりますが、過去のことをなかった事には出来ません。
それをしっかり肝に銘じ、これからの先へ猛省し悔い改めることを誓い、人を、日々を大事に生きていきたいと思っております。最後に、関係者の皆さま深くお詫びするとともに、今後の対応に関しましては、専門家と話し合いの上、進めていきたいと思っております」としている。
9日の『週刊文春』では、複数の女優が榊氏から「パンツだけひきずり下ろされ、無理やり犯されました。避妊などされません」「無理やり咥えさせられました」と語っている。報道を受けて『蜜月』の製作委員会は「榊英雄氏が監督した同作品につきまして、関係各所との協議の結果、映画『蜜月』の公開を一旦中止とさせていただきます。
今後につきましてはすべて未定です。本作の公開をお待ちいただいておりましたお客様、また関係者の皆様には多大なるご迷惑をお掛けし、深くお詫びを申し上げます」と公開の中止を発表した。
榊氏は1970年6月4日生まれの長崎県出身。妻はシンガーソングライターの和(53)で、2女の父でもある。報道が事実なら批判は避けられない。3月25日公開予定だったの同作は、港岳彦氏(48)のオリジナル脚本を榊氏が映画化したもの。
心を病んだ母への愛憎に葛藤する17歳から、秘密を抱えながらも夫を愛する32歳までの美月を佐津川が演じ、俳優の永瀬正敏(55)が美月の夫で陶芸家の哲郎役を務める。佐津川は8日の同作のワールドプレミアで「理解できないものは言わせていただき、現場で戦えるものは戦いました」と語っていた。(KrowNews)